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白アリの音は波の音

                                                 白アリの音は波の音

 

材木店を営んでいた家には積み重なるように木の皮や屑があり白アリの絶好の住み処だった。

 事務所に白アリが付いたとのことで建て替えることとなった。人気のいない事務所で、子供だった私は独りカルタで遊んでいると、この丈夫な建物を食ってしまう白アリを見たくなった。小学2年生の頃だった。

 白アリは家白アリと大和白アリが有名だ。大和白アリは朽ち木が好きで、被害は発生してもそれ程大きくはならない。

 やっかいなのは家白アリで、乾いた木でも給水源があると水を運んで木部を濡らして加害する。活動も活発で一度取り付かれると、建物に甚大な被害を及ぼす。温暖化で、それまで見られなかった北国にまで活動領域は拡大している。

 鹿児島県・宮崎県は取り分け被害の多い地域となっている。

 その時、見えない敵を探るために、ふと床に耳を押し当ててみた。すると人気のない事務所の床下から聞こえて来たのは寄せては返す波の音だった。ザー、ザーという音がまるで海の波が砂浜に寄せるように聞こえて来る。

 昔潜水艦(Uボート)と駆逐艦の一騎打ちが「眼下の敵」というタイトルであった。正に白アリは波の音を立てながら、建物を食害していた。今日では白アリ発見のため、専用の聴き取りマイクがあるとのこと。

 白アリが大群で活動するとき、一定のリズムがある。聞いているとザー、ザーという波の音に思える。その音はどこか懐かしい響きをもっており、1/fのゆらぎが感じられる。

懐かしがっておられない一大事なのですが、氷河期から生きのびた生命力は強力な破壊力を持っている。白アリは家造りの立場からは決して見逃せない「眼下の敵」に違いなく、しっかりと対策が必要です。

 ある基礎パッキンの会社が白アリ10年保証のキャンペーンで販路を広げてきたのですが、白アリの習性を知らずに安易な施工が行われた為に、大きな保証を求められて困り、詳しい標準的施工方法を図解して各社に配布したことはついこの頃のことです。

 「負けに不思議の負け無し」は野球の野村監督の言。

 白アリ様が勝利の時、現場を見させて戴くと、わずかの隙を見のがさず一族の勝利を導く努力には驚嘆します。

 庭に置かれたダンボールの箱が雨で濡れ、朽ちかけていれば、早速これに取り付き、そこから蟻道を造って家に近づき入り込みます。

 だから、しっかり防蟻処理をしなければなりません。

 最後になりましたが、コシイの白アリ20年保証をお勧めします。こちらは、ネットで調べてみて下さい。納得されることでしょう。

アイ・ホームでは白アリ20年保証を実施しております。どうぞご安心ください。


見えない時間や空間の設計

見えない時間や空間の設計

一般的に私達が建物を設計する時、いわゆる合理的な使い勝手、見た目のデザインを中心に行うことが多い。

①エレベーターの速度は?

住宅用エレベーターの移動速度はゆっくりである。体の不自由な方を対象に設計されており、扉の開閉も安全上、確実な人の位置でないかぎり、動かないようになっている。

先日、三上克俊先生が来社された折に、エレベーターの速度は、以前は「介助者が車イスの方をエレベーターに導き、ボタンを押した後、2階へ階段で移動すると、ちゃんと車イスの方を出迎えられるような時間速度にしてあった。」とのこと。お世話がどうすれば出来るかとの観点がそこにはある。

今は3人乗りのエレベーターもあり、佐土原の介護モデルハウスはこの3人乗りですので、介助者が同乗することも可能なタイプとなっております。それでも複数の介助が必要な方には、今でも役に立つ配慮だと思われました。

考えようでは介助される人、する人に至便なエレベーターの移動速度があったということです。※エレベーターのメンテナンス料 3750円/月

 

②背もたれと壁の空間の意味

ユニットバスにベンチのあるタイプのお風呂があります。このベンチに背もたれが付いているタイプと、付いていないタイプがあります。

何より狭いユニットバスです。少しでもスペースが欲しいのですが、どうして背もたれが付いているのか。それは、背もたれとの壁の間に隙間があるので、背中を洗ったり、お湯を流してあげることが出来るための空間です。この事を教えて戴いたのは、ご家族でお世話をされていた方でした。その方は、自らそのベンチに腰かけられて、背もたれの意味を語られたのでした。

 

私達は、住宅設備機器の採用に当たって、デザインや使い勝手を考慮して選定しているつもりですが、こうした隠れた「空間」の意味まで思慮してアドバイスをしなければと反省した次第です。

 

③ベンチで体を洗ったら浴槽が汚れる

ベンチが浴槽の脇にあるので、洗い流した水が、浴槽に入るのが心配されます。その時は先に洗い流して、浴槽にはその後お湯を張ったら良いのです。

介護には手順があるのです。

この時、浴室は、他の室内との温度差の無い空間であることが前提となります。

今回採用のユニットバスには、専用の暖房装置があり、入浴中、入浴前で室内を加温する温度に差が付けられており、健康上の配慮もなされているようです。


体感時間

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「病は気から」という事で、「病」と「気」がくっついて「病気」という言葉になったようだが、仕事柄、健康に及ぼす「家」の影響を考えると、「病は家から」という考え方も外れてはいないようです。

 

先日の新聞紙上に、入浴中での人の死亡が、日本で1年間17,000人というデータを見ると、納得される方も多いと思いますが、住環境が大きく人の一生を左右するとしたら責任は重大です。

 

色彩の違いですら、体感温度は3℃程差があるとのこと。暖色系の内装と寒色系の内装との差となる。更に驚くのは、「体感時間」と名付ければ良いのかもしれないのですが、赤い部屋と青い部屋の中で感じる時間の長さにまで差が生じるとか。

 

赤い部屋では40分が1時間に、青い部屋では反対に1時間が40分に感じられるということで、色彩の違いで、もしかすると人生という時間にまで差が生まれるのかもしれません。

 

体感時間は色彩で異なるとのことですが、見方を変えると、私達のその場その時の状態で、この時間は変化するもののようです。

 

不快であれば短時間でも耐えがたい長い時間となり、快適であれば長時間も一時の間に感じてしまうということでしょうか。

 

家づくりを通じて、快適空間を少しでも多く提供してゆくことが、私達住宅建築に携る者の使命なのだと思います。体感時間を豊かに長くすることが出来れば、仕事の目的は達せられたことになるでしょう。

 

色彩が体感温度や体感時間を左右するとすれば、現実の住宅の温熱環境を左右する断熱性能が重大な結果として、具体的な17,000人の事態を生み出したということになる。

 

皮肉なことに温暖なはずの鹿児島県や宮崎県が脳内出血による死亡者ランキングで上位になっていることはあまり知られていません。

 

温暖な地域の為、家づくりでは冬の寒さ対策が甘く、ヒートショックで倒れる人の数が多くなっているような気がします。

 

温度差の無い生活空間の創出は「病は家から」といった課題に一定の解答をもたらすものとなるでしょう。

 

私達の取り組んでいるマッハシステムは、具体的対応策として今一番効果的な方法となっており、ぜひ検討して戴きたいものです。

 


両手に犬

両手に犬

 非常時の持ち出し袋は命を守る食料や寒さから身を守るアルミ箔などである。

 私の場合はミニチュアダックス2匹である。以前は92才の母がいて、順番的には2位となったが、その母が入院の今、迷わず「両手に犬」ということになる。

 「迷わず」というところに重みがあることを告白しなければならない。愛犬家に取って犬は家族同様であり、もし自分が助からない場面を想像した時、ミニチュア君だけでも助けたいと、大真面目に考え、悲劇的場面を想像してしまうバカの典型も愛犬家君なのである。

 結婚して家庭を持てば、箸(はし)一膳から買わねばならない。

その時どのような箸が良いか、心悩ませて求めた一膳。そこから始まって、家に溢れる程の物が溜って金婚式(50年目)あたりでは、どんな夫婦も金持ちではなくても、物持ちには成っている。

 物持ちは、物が捨てられないからそう成るのだが、一緒に思い出も捨てるようで捨てられないのが相場。

 或、週刊誌の企画で世界各国の典型的な家庭の家財道具を、家族共々写真に撮る記事を見たことがある。

ケニアからの始まりは、笑顔の黒人家族の人々の前に、簡単な食事用の鍋と、調理用の刃物。一山の食品より他に、どう見ても小ざっぱりとした家財の山が写されていた。

 そうしてニコニコ笑顔が並んでいるのが印象的だった。

 次いでイギリス。多くの家財の横に一家族のクリスチャン。置かれた家具はアンティークで何代か受け継がれた伝統が素晴らしい。家族の表情はどことなく気品に溢れている。

 最後は日本。

 溢れる物の中に、人と家があるような、よくもこの中にこれ程の物が入っていたと驚くばかりの有様である。この企画に参加した方は、この企画の立案者か、身内ではなかったかと想像する。

 家の中にある物全て、洗い浚い戸外に並べており、スリッパから本、食器、タンス、机、等々。家族の表情はどこかうんざりとした様子で、企画参加者の中で一番曇りを感じた。

 文明はどの時代にも、人の暮らしの痕跡を山程残す。これは何に用いられたのだろうか、と想像することは古の「物」という情報に接することで、歴史的な楽しみが広がることが後の世の人の楽しみとも言える。

 しかし、今日の山程の「物」に未来の日本人が出会った時、楽しみではなく、驚くことも想像される。

 未来の暮しは、スッキリと整理され、物のあまり無い暮しが標準的なものとなっているかもしれない。

 日本人は以前金持ちでエコノミックアニマルと言われた時代があったが、物持ちアニマルであることは前に変わらず今も同じであるようだ。

 あなたは両手に何を持って幸せを感じることが出来ますか。


歳 月

歳  月

 その日私は、営業の為に或る家の玄関に立っていた。

家の中からは聞きなれた大相撲のテレビ放送が聞こえて来た。

当時熱心な相撲ファンだった私は耳を澄ました。

応援していた大乃国の優勝をかける大一番で、訪問のブザーを押しかねていた。高まる喚声に手に汗にぎる一番の熱気が家内から漏れ伝わって来る。

 「こんにちは」思わずブザーを鳴らしてしまった。

「はい?」

「怪しい者ではありませんが、誠に済みません、テレビを見せて下さい」「あっ、どうぞ」ということで、たちまち部屋に請じ入れられると、大きな座卓の一角に座を占めることが出来た。

 座卓の周りには、祖父・祖母・若夫婦に幼い子供達3人程が仲良くテレビを見つめている。

 歴史的大一番は、結びの一番で相星(あいぼし)となった大乃国が、優勝決定戦で逆転勝利して、大感動の結末となった。

 「誠に有難うございました。感動の一番が見られて・・・」ということで、仕事はまた改めてと名刺を置くと退去したことがあった。

 先日の展示会。介護をテーマにした展示会だったので、ご老人も含めて大勢の見学の方が見えた。

 「車イス、車イス」大わらわで、車イスを用意したところ、やっとの思いで杖をついておられるお婆さん、どっかりと腰かけて戴いた。

 これからの高齢化社会に備えて有効な家づくりの秘訣などをお話ししながらのご案内、そうして最後にお名前を伺うと、思い出しましたあの大一番。そうして、ほんの一時であったのですが、素晴らしいご家族の末席に加えて戴き、大乃国のやっとの優勝を喜び合えた貴重な一時が、昨日のことのように思い出されました。

 「お元気だったのですね。皆さんの笑顔が昨日のことのように思い出されます」と、話したところ、やっと思い出した私の迂闊を不問に、「あの頃は祖父も元気でした」とのこと。

 ご一緒の若妻は、あの時の若妻だったお母さんとそっくりの生まれ変わり。少し年を召された昔の若妻のお母さんの笑顔はあの時といっしょでした。

 「その内、一度訪ねて下さい」とのお言葉。

そう言えば、今日お見えでないご主人も素敵な方だった。

お元気でお仕事を続けられているとのこと。

 働いていると、こんな楽しい思い出もあるという話。

 歳月は、ドラマの続きをより深いものとするようです。

 だから、近い内に、お訪ねしてみようと思っている私です。


Green Hat

Green Hat

 グミの実と言って、「アレね」と想いを巡らせる人は間違いなく、私と同じ昭和の人である。

 赤い光沢のある実には黄色っぽい白の斑点があり、なんとも愛らしい。小指から親指の先程の大きさである。

 口に入れると甘みと苦みが甘酸っぱい。独特の渋みが口の中に残る。そうして、昭和の人はグミをつまんで口に入れた、庭先や林や野原を思い出す。

 甘味に飢えた年代である。こっそりと白砂糖を舐める至福を楽しまれた年代でもある。

 白砂糖は舐めすぎると、頭が痛くなる。

 今日の子供は、こんな馬鹿なことはしないだろう。

 昭和の人の甘い物の代表は、「おはぎ」「善哉」そうして「いも天」といったところか。

 この頃、コンビニに行って思うことがある。なんとも言えないこの至福感はなんなのだろうということである。それは物不足の時代を生きた昭和の人にとって、心の底から湧き上がる、物によって満たされた空間、あの「メーテルリンクのお菓子の国」にも似た夢の世界に足を踏み入れた感動なのだろう。

 ここに一枚の写真がある。隼人駅のプラットホームで写る家族写真である。父の転勤で宮崎に引越す折のもので、冬の寒さに着たオーバーに季節を思い起こされる。

 オーバーのポケットはパンパンにふくらんでいる。

「はっ」と記憶の中に丸いカルタが思い起こされた。鹿児島ではカルタのことを「カッタ」と言う。そのカッタは子供の宝物。引越しの前に、ポケットにいっぱいに持てるだけのカッタを入れて写っている。その時の切ない思いが昨日のことのように思い出された。

 宮崎に来てみると、カルタは長方形で、丸いものも少しはあったが、まったくの無価値であることに気付かされた。どうにもこの長方形になじめなかったものの、いつの間にかこの長方形のカルタで遊ぶようになっていった。

 少年の日を思い返せば、今がよく見えて来る。カルタどころか様々な「物」を獲得して、幸せなはずの今も、いつかは「おさらば」の日がやって来る。

 メーテルリンクはチルチルとミチルに青い鳥を捜しに行かせたが、最後に帰りついた我が家で「青い鳥」を手にする。そうしてチルチルが青い鳥にエサをあげようとする隙に、青い鳥は逃げ出してしまうというストーリーだった。

一枚の写真を見ながら、昭和の人は、ふと少年の頃の宝物がカッタだったことを思い出した。そうして青い鳥はともかくも、お菓子の国はコンビニに実現されたことと、今の自分のポケットをパンパンにふくらませるような宝物がどこにも無いような気がしている。

 そうして、メーテルリンクの青い鳥に出て来る、妖精がくれた「Green Hat」をかぶると過去と未来が見え、物の本当の姿が見えることになっているが、昭和の人にとって、「時間」こそが、「Green Hat」なのかも知れないと思うようになった。

 最後に、少しおどけて「Green Hat」をかぶって「コンビニのお菓子の国」に行ってみたい気がするのは、昭和の人の中では目づらしい「私」なのかも知れないことを告白しなければならない。


恐 山

恐  山

 「いたこ(巫女)」による口寄せで、夏の大祭には、死者の霊魂が集まるという青森の恐山に一度は行ってみたいと思っている。

 こうしたことを信じるのかと問われると、自身リアリストなくせに、ロマンチストでもあり、「信じてみたい」といったところか。

 もう一度会って話してみたい人は今のところ「父」しかいない。

呼び出されても、あまり文句は言わないだろうし、あの世が忙しくても「父」なら許してくれるだろう。親の心子知らずで、まずこちらから、親不孝を詫びることから始まって、とにかくも元気でいることを告げたい。

 先日、次女に長男が生まれ、宮参りに行った。先年流産して、ようやくにして生まれ出て来た子供は、私にとっても初孫となった。

 流産した子供は、誕生を3週間程前にしての残念な事態で、早期の変調に、適切な手当てがあれば救えた命のようだった。

 今回は用心の為、大学病院での出産となった。考えてみるに、先の流産をした子供を、適切に帝王切開で救い出していれば、予後の経過から見て、今回の初孫の誕生は無かったことになる。

 運命というものかも知れない。

 宮参りは宮崎神宮。神様に新しい氏子の誕生をご報告に、ということで一同打ち揃って出かけた次第。

 神殿で、孫は、まるでお供え物のように置かれ、鈴の音も賑やかに祝詞を戴いた。誠に、新しい命こそがこうした祝福を与えられるにふさわしい存在であることを思いながら、冬の厳しい板間に正座していた。

 ようやくにして帰途に。

記念写真をということで社殿を背景に並んでいると、遠くから善男善女の参拝者が一団となって歩いて来るのが見えた。

 先頭をガイドが旗を持って歩いている。

「宮参りですか、お目出とうございます。」

人々は口々に祝いの言葉を掛けて社殿へと進んでいった。年の頃は70才~85才程の高齢の人達で、なんとなく田舎の山の方から団体で繰り込んだといった様子だった。

 帰り仕度をしながら、お守りなどを戴いていると、後ろの方で声が聞こえた。振り返ると、そこには早々とお参りを終えた、先程の老人達が駆け付けて、「顔を見せて」「ちょっとさわらせて」と大賑わいである。

 そこには、ご先祖様と言っては悪いが、今や、一人一人の個性を越えた人々の顔が、笑顔となって重なるように集まっていた。

この世に生を受けて、無事に齢(よわい)を重ねた善男善女は七福神のようなご面相になって、我が初孫の生をこもごも愛でてくれている。

 宮崎神宮の神域で、生きた七福神が寄り集まって祝って戴いたような気がして来た。

 そのような訳で、恐山ではないが、この世はこうした善き人々の魂で満ちているから未来がやって来るというものではなかろうか。

 そうして、七福神の多くの顔に、父の御霊も宿っているような気がしてならない。


御当地ソング

御当地ソング

 日本中に様々な御当地ソングがある。

歌詞やメロディーに「御当地」に相応しい思いが込められている。

古くなるが、「柳ヶ瀬ブルース」とか「長崎ブルース」とか、日本中にこうしたヒット曲が流れていたことがあった。

 先の震災を経て、多くの人の胸にしみた「故郷」の名曲は、ご当地を越えて、さしずめ日本人の原点とも言うべきソウルソングかもしれない。

 もう20年程も前だろうか、東京にMホームが展開するニュータウンの見学に行ったことがある。マンションと戸建区域の組合わせの大規模な開発となっていた。

 周囲には昔からの街が広がっており、一本の鉄道を挟んで明るいアースカラーを基調にしたニュータウンと対峙する形になっていた。

 遠くから眺めると、古くからの街は黒ずんで、無秩序で、空の色まで少し暗く見えるような気がした。

それ程に、ニュータウンは明るくて、人工的に統一された「ハッピィーカラー」に染め上げられており、短期間で完売したというだけあって、見上げる空の色も、オーロラの光を浴びているように奇妙な幸福感を醸し出していた。

 目の前に突然、車イスを押す若い女性が現れた。「夢の街」に伸びる道は考え抜かれており、味気ない直線ではなく、ゆっくりとカーブしていた。色も黒いアスファルトではなく、エンジ色の明るい道を、その車イスは進んでゆく。

 車イスには、この頃珍しい着物を召された老人が、きっと女性の祖母の方ではなかろうか、少し窮屈そうに腰かけておられた。エンジ色の明るい道は、初夏の日差しに眩しく、車イスの2人がくっきりと目に飛び込んで来る。「夢の街」に暮らしはじめた家族のようだ。

 2人は無表情で、不思議なことに、完売したという「夢の街」に昼間の人影はなく、遠くでマンションの売り出し用に流されるBGMが聞こえていた。

 「おや、何かヘン」。遠去かるニュータウンを見やりながら車で帰途についたが、その道すがらようやくその訳に気付くことになったのは、街を二分する鉄道の踏切を渡った時だった。

 踏切の近くに小さなバス停があって、そこに、車イスの人がいた。

「今日は病院?」「いや、買い物」そんな会話が聞こえて来た。

 古びた街には、顔の見える関係と、街と共に時を過ごして来た、思い出がいっぱいということだ。

 ハッピィーカラーのニュータウンには御当地ソングはない。

でも、古びた街にはどんな街にも、○○ブルースといった、御当地ソングがあってもおかしくないような気がしてならない。


想 像 力

想 像 力

 中国船が領海侵犯で尖閣諸島周辺に現れる。

一般的な「想像力」では、まさかの仮定が働いて、戦争までは想像していない人が多いにちがいない。

 20年程前になるが、佐土原町の役場の近くで売り土地が出た。

高台でよさそうな土地である。購入検討ということで現地に行ってみると、更地のはずが、小さな小屋が建っている。紹介者に問うと、地下に「核シェルターが埋まっている」とのこと。

 鍵を開けて、狭い床の扉を持ち上げると、ポッカリと下に続く階段が見えていた。タンクローリーを地下に埋めたような空間が黴(かび)臭い。冷戦時代の核の脅威に、このような核シェルターが商品として売り出され、現実に買って、設置してしまった人がいたということだ。

 生き残ることを前提に、核シェルターを用意することは容易に想像できる。

さて、それからである。シェルターから外へ出てみると一面の焼け野原。死屍累々の中で、生き残ることだけが目的となるだろうか。

 ノアの箱船には子孫を残し、命の明日を託せる者のみが乗船可能だったような気がする。ならば、「あなたならどうする~♬」なんて歌詞が、胸に浮かんで来る。

やっぱり私のような者は、ここらで「想像力」が萎んで来る。これから先は「明日の心だ」ということだ。

 後日、真の所有者で、当時東京住まいのご夫婦と会うことが出来た。

 「何故あのようなものを造られたのですか」との質問に、2人は多くを語らなかったが、その時には「必要」と思ったとのこと。

 今という時は、その時とつながる一点であり、これからも様々な答えをもたらすことだろう。

 「想像力」を現実が変容させ、私達はバタバタすることとなる。

 年老いた老夫婦は、その後どうされているのか、ふと思い出してしまった。そうして、自らが、あの時の老夫婦と同じくらいの年になっており、今のところ核シェルターが必要ないことを幸甚と思わねばならない、この「今」に感謝しなければならない。

 とは言え、中国は怖い。


生きる力

生きる力

 インターネットでは様々なキイワードで、意見を閲覧できる。例えば「生きる力」だ。そこに答えは、あるようで無い。

だから「期待しつつも、期待しない」といった態でぼんやりと眺めるようにパソコンを見つめる。そこには、ドリンク剤の商品説明が「生きる力」を謳っていたりする。そうして、ふっと自らの思いに捕われて、とりとめもないことを思い描いて時が過ぎ、「死ぬ力」などと再入力してみたりする。

 「生きる」ではなく「生きている」だけの時間が在り在りと見えて来る。

 「新しい」年、新年となり、早10日以上も過ぎた。去年ではなく今年。何か良いことがあるといい、誰もがそう願っているに違いない。

 正月、母が長期入院している病院に行った。去年の2月から、これで丸1年が近い。病室は4人部屋で、皆、児湯郡内に暮らしていた人達である。

 病院では、正月ぐらいは自宅でということで、体の自由の利く人は帰宅しており、少し閑散とした中、朝の配膳の時間、介護師さんが膳を運んでいた。

 「お待たせしました」そう話しかけながら、若い男性が食事を運んで来た。

今日の献立の話題を少し、そうして何がしかの声をかけながら仕事をしている。

 この1年間、手の不自由な母の希望もあり、朝昼晩、家族の行ける者が、行けない時は知り合いの方にお願いすることで、できるだけ母の食事に付き合って来た。だからこそこの時、胸に響いて来た言葉が、この「お待たせしました」という言葉でした。

 「食事が来ましたよ」「はい、お食事ですよ」との声掛けは良く耳にしていたが、「お待たせしました」という言葉はあまり耳にしなかったような気がする。

 病とは言え、母も、食事の時間はやっぱり楽しみなようで、その時刻になると倒されていたベッドの背もたれが起こされ、周囲の患者同志、改めて顔を見合わせ会話を交わし、食事の到来を心待ちにしているといった様子。

 「お待たせしました」という言葉には、待たせたことへの「済まない」という意味と、相手を敬い、気付かう気持が込められているようです。ハッとしながら、この若い男性看護師さんの様子を見ていると、役割としての介護作業は、むろんきちんと行われているのだが、患者を労わる気付かいが「言葉」としてもしっかり出来ており、素晴らしいと感じました。

 先日は鏡開き。その前日は私が当番だったので、母よりその話を聞いた折、明日は善哉が出るだろうと母が楽しみにしていることを知った。病院食にも折にふれ季節や行事に合わせた楽しみの献立がある。

クリスマスには小さなケーキも出された。

 当日は娘が当番で、娘からの電話。「祖母には善哉が出ていない」とのこと。調べてみると、カロリー計算をするとオーバーとのことで、カットされていたようだ。そう言えば、食欲があるので、この頃御飯の量を増やしたとのこと。結果デザートを減らされていたようだ。

 娘は「私が家で作って持って行こうか」と言っていた。祖母をかわいそうだと思ってくれる気持はうれしいものだ。

 沖縄風に言えば「大丈夫サー」、「明日我が家の善哉を作るから、持って行って食べさせるからサ」というわけで。

 「お待たせしました」。ようやく母に、病院よりは少し甘めの「善哉」を届けた次第。

 生きがいは、ネットには見つけられなかったけれど、「善哉、お待たせしました」の中にありそうだ。


フェニックス病棟

フェニックス病棟

 少年の頃、宮崎県立病院に入院していた。6・7ヶ月はいたような気がする。当時では先進的な完全看護を目的として、患者の身内の負担を軽減し、高度な医療を施すことの出来る場所でもあった。

  特に小児科の子供達の回復を願って名付けられた病棟名だったようだ。

 完全看護の必要性から、重症者の多い病棟でもあった。

各部屋は小児科ということで、看護室から見渡せる硝子張りで、腰から上は天井まで透明硝子だった。何かあると、この硝子の壁にカーテンが引き回されて一晩中明かりが灯される。そうしてカーテンが引き開けられた時、そこには空になったベッドがあり、何事も無かったかのような透明な空間が南面の窓からの光を受けて、見通しの良い長蛇の病室の連なりの中にポッカリと不在の意味を見せていた。

 私の病室から見下ろせる南側には広い庭があり、芝生の植えられた庭で、クリスマスの時だったか、どこかの学生達が楽器の演奏をしてくれたことがあった。学生達はどこからかイスを持ち運び、きちんと整列すると、先生のタクトに合わせて演奏を開始した。そうして何曲かを演奏すると一礼した。

遠くでパチパチと拍手が鳴り、私も少しだけ拍手したことを思い出す。その庭の一隅には小さな霊安所があった。

 フェニックス病棟では、通常、部屋は2人部屋で、一方の容態が悪くなると1人部屋となった。

 私と同室にH君という少年がいた。

小学4年生とのことだったが、幼いころから心臓が悪いとのことで、小学1年生程の体格だった。毬栗(いがぐり)頭の、黒目勝の目はパッチリと愛らしく、長い睫毛(まつげ)が印象的だった。思い出すのは、大儀そうにベッドの手スリにつかまって「今、何食べているの」と問いかけて来ることがある。思えば、H君は病院食ばかりで「甘い物」も欲しい年頃。回復期にあり、中学3年生だった私が絶えず湧き上がる食欲にまかせ、バリバリ、ポリポリとやるものだから、気になってしょうがなかったにちがいない。

 あまり分けて上げると、看護師さんに注意されるので困った。

 そのH君のことを心から労わる看護師さんがいて、良く面倒を見ておられた。夜勤の折、彼女は時間があるとH君の体を拭いてあげ、温かな「手当て」を施し、今思えば何よりの治療を行っておられたような気がする。

 年を経て思い返せば、こうした様々なことが何か深いご縁の中で紡(つむ)ぎ出されていたような、そうして、まるで千手観音様の手を借りて、彼女がお世話をされていたように思えて来る。

 若く美しかった彼女が、薄明るい常夜灯の下で、お世話している姿が、ぼんやりと見えていたのだが、まるで温かな光に包まれた奇跡を目の当たりにしたかのように思えてくるのは私が年を取ったからなのだろうか。

 或る日、私は部屋を移された。一晩中その部屋はカーテンを引かれて隠された。そうして、何度か会ったことのある、西米良から出て来られた、小柄な母親と幼い妹さんが、挨拶に来られ「お世話になりました。」と告げられた。

翌朝、庭を見下ろすと、霊安所が見えた。

H君は、一晩そこに安置されていた。よく見ると、一人の少女が霊安所の前でケンケンをして遊んでいた。それはH君の幼い妹の姿だった。遠い故里の西米良まで一緒に帰るために

時を過ごしているのだった。

 かくして、これが私の原点の一つとなった。


体験という宝

体験という宝

 この仕事に携わっていて思うことは、どんな時にも、その時その時の、最先端の情報に出合いながら、建築工事業者がその「体験」を持たない人が多いということです。

 例えば、高断熱高気密の家にはどのような問題点があるか。

  ①  セコムの非常ベルが効かない!

 佐土原町に建築された、健康増進住宅(快護支援モデル)で、先頃誤ってセコムの非常ベルを鳴らす騒ぎとなった。

室内には「異常発生、異常発生」の音声が大音量で流れたにもかかわらず、一歩外へ出ると、殆どこの大切な警報音が聞こえなかった事実。

 これはあまりにも高断熱高気密の施工水準が向上したため、外部の音が室内に入らないのと同時に、内部の音も外に漏れないということに起因するものです。

「あまりにも」という表現を用いましたが、決して必要以上ということではなく、技術的にも、住宅性能的にも、「もっと、もっと」高断熱高気密を実現する努力が求められていることも申しそえます。

 トリプル硝子のサッシや分厚い断熱材、気密テープの利用によって実現された住環境はこれまでの常識を変えなければならないことを示しています。

 セコムは回転燈の点滅で、外部に異常を知らせると同時に、外部スピーカーで異常を周囲に告知できるものとする時代がやって来ていることを踏まえ、商品開発を行うべき時がやって来ているということです。

 私達建築工事に携わる者も、そのことを踏まえて、顧客にアドバイスが必要と認識を新たにした次第です。

  ②  台所の排気は強力な程、吸気が必要となる。

 「換気」が建築基準法で義務づけられていることは皆様ご存知と思いますが、換気方法に

 第一種換気 給気と排気を同時に機械換気する

 第二種換気 給気のみを機械換気する

 第三種換気 排気のみを機械換気する

以上の3種類が規定されている。

 高性能住宅では、第一種換気でなければ、特に温熱環境を満足できる性能を発揮できません。

 ところがなのです。住宅全体を1ヶ所で給気し、更に1ヶ所から排気する第一種換気では、換気される空気の量が一定となります。

臨時に、例えばお料理をされる時には、排煙の必要から大量の換気が行われることになります。この時住宅は一時的に大量の空気を抜き取られることとなり負圧状態になります。給気は一定量しかなく、一時的な強制排気の結果として、家全体の隙間という隙間から空気を取り入れて、排煙のためのパワーに気圧のバランスを取ろうという力が働きます。むろん排煙もうまく出来ません。

 自動給排という機能が付いた台所換気扇が必要なのです。

もっと専門的に言えば、自動給排だけでも建物内部は少し負圧になり、外気より気圧が下がるようです。

一箇所でも窓を少し開けて戴ければ快適な室内気圧となり、排気もスムーズです。

  ③  トイレの音が気になる。

 介護の都合でドアが折戸のスライド式であったり、引戸の場合は、トイレの使用時の音が気になるものです。

 対策としては設計の段階で、トイレを居間や台所から離しておくことも有効な方法になります。

 消音の為に清流の音がスピーカーで流れたりとかは体験された方も多いかと思いますが、実際に「その音」に出会う体験があると、やっぱり気になってしまうものですので・・・・・

  ④  水質はお茶でわかる。

 私の体験ですが、ある日出された茶を口にすると、プーンと「どぶ水」のような嗅気がした。この頃どぶ水と言っても若い方にはご理解戴けないかも知れませんが、「腐臭」と言えば、「え、そんな」と驚かれるかも知れないのですが、「そんな」臭いが水道水にはあるのです。

 若い女性社員の「はっ」とした顔を見ながら、「この水、浄水器からじゃないでしょう」と言うと、「そうです」とのこと。

 この女性、大変優秀な理系の方でしたので、浄水器まで使わなくてもと考えたようでした。

 安い茶の葉でも、おいしいお茶となる。

「水」の質によって驚く程の差が出るのです。

 体験することで、良くわかります。

以上、少しだけ、体験によって会得したことを述べてみました。


ご案内

代表取締役 田村寛治
本日は、2件ご案内申し上げます。

①11月25日(日)、韓国より設計士・大学教授等33名の方々が来県され、弊社モデルハウス「杜のことば(UMKハウジングパーク内)」、翌26日(月)、桜渕の各モデルハウスをご見学頂きます。
この頃韓国のテレビドラマで木造の家がよく出て来るそうで、「木造ブーム」が来ているとの事。但し、木造の担い手が居なくなっている様子。
文化は一度消えてしまうと大変なようです。
日本はお陰さまで大工さんは元気!

②11月27日(火)、宮崎市森林認証協議会の方々が、弊社モデルハウス「ひむかの森発見館(宮崎市新名爪)」にご来場されます。この度、「宮崎市森林認証協議会」様が「SGEC森林認証」を受けられ(詳細はこちら)、以前、SGEC森林認証の木材を活用し建築された当モデルハウスをご覧いただく事になっております。

以上、ご案内まで…。


「幸運の遺伝子」

 時の流れの中で、禍福は糾なえる縄のごとし、という諺を、この頃真にそのとおりと思えるようになった。

iPS細胞が話題になって、まるでSFの世界のような現実がやって来ている。iPS細胞でつくった新しい心臓と古くなった心臓を入れ替える日が来るのでしょうか。

 私達の住まいは、はたしてどうだろうか。

「バリアフリー」が話題となって、和室の敷居が低くされ室内の段差が解消され、その後、室内の温度差が問題となり、高断熱高気密化が進められた。温度のバリアフリー化である。

 電力不足が未来をぐっとたぐり寄せたようで2020年からは高断熱の住宅以外は建築の許可が出なくなるそうで、今はやりの、ローコスト住宅も変貌を余儀無くされそうである。

 これからの時代「生き残り」はいよいよ困難となりそうだが、「生き残り方」が大切である。

 我々アイ・ホームでは「良き生き残り像」を求めている。それは時代が変化しても価値のある住まいづくりと言えるものを確立することである。

 先日「ローコスト住宅」と言われるメーカーさんと競合した折、当社でも同じような家造りを行った場合、いくらぐらいかかるのだろうかということが問題となった。

 そこで、見積りを積算担当者に依頼した所、基礎の品質レベルを下げたり、木材の使用量を削減したり、諸々の部材をランクを変えてまですることは出来ないので「お断りします」とのこと。加えて、これまで培(つちか)った施工業者との「良い物づくり」の信頼関係を大切にしたいとのことであった。

 「そこをなんとか」ということで、変更しない方が良い所はそのままに、それでも少しでもローコスト化になりそうな所は調整して下さいとの再度の依頼を行った。

やがて、後日の問題を考えて、メーカー選択や発注の工夫を行って、ようやく新しい見積りが出て来た。

そこには構造上不変とされるべき部分と仕上げや、保証内容の変更点が明確な一覧表となって提出されていました。工事部門の誇りが形になっているようでした。

 結果、33坪程度で、某ローコストメーカーとの差額は100万円分アイ・ホームが高かったということです。100万円以上の施工上の差はあると、社員一同で確信した所です。尚、2棟試算を行っており、もう1棟は150万円の差額となっております。

 偶々、来社された製材所の〇さん曰く、そのことを聞かれて、「某ローコストメーカーの木材は県内業者は皆受け切れず、県外の1業者のみが納材している状態です、アイ・ホームさんの話を伺って、現在、県内で一番の価格競争力があると思います。内容の違いを無くしたらもっと下げられるのでは?」とのこと。

 内容を下げたら、アイ・ホームの家ではなくなってしまいますのでそれはムリですが、私達はこうしたことにより、これまでとこれからの価格の正当性に自信を深めている所です。

 尚、太陽光発電に関してですが、某ローコストメーカーは6Kwで270万円とのこと。当社ではメーカー選択次第で、240万円~160万円で可能となります。

 ここまで加算してしまうとコストは同額か、かえって当社の方がお得となってしまうのです。

 さて、「良き生き残り像」の話ですが、当社には、このような誇り高い工事担当者が存在していること、正に「幸運の遺伝子」を所有する会社ではないかと考えるところです。

 アイ・ホームという会社の「幸運の遺伝子」は、こうした社員の皆さんであって、だから、きっと、「生き残る会社」になるはずなのですが、皆様、どうぞ、ご支援の程願い上げます。

 尚、私共アイ・ホームでは一定のスケールまでの企業成長は顧客サービスの観点から必要と考えております。例えば、火災保険の取り扱い手数料と土地の売却益でアイ・ホームの宣伝広告費は全額賄えております。

お客様方から寄せられる信頼の力こそ本当の意味の「幸運の遺伝子」と言えるものなのでしょう。


ナイスショット

 この「ナイスショット」という言葉は、ゴルフ好きな人にはおなじみである。
一方で、写真を撮影する時にも使われる言葉で、私共の仕事では、ことさら大切な言葉となる。
ご案内する建物をより魅力的に写すには、時間と状況の設定が大切である。
良いカメラと腕の良いカメラマンがいたら良い写真が出来るのではないということです。
雨の日よりも青空が良く、青空には「あのあたりに」白い雲があった方が良く、雲は秋の鰯雲が良いということなのです。
このことをシャッターチャンスともいいます。
しかしながらシャッターチャンスだけでは良い写真を撮ることはできません。
被写体をよりよく見せたいと願う「心の深さ」が大切です。

ここに1枚の写真がある。(クリックすると、大きく表示されます)

この写真は私共が『今売り出しの清武町加納”桜渕”』の街並写真です。
未来住宅展としてテレビコマーシャルに用いられている夜景写真。
室内の明かりが暖かく家族の暮らしが偲ばれるものとなって、4棟の玄関には、今しも帰り着いた住人を出迎える明が、煌々と点っています。

 ところが…なのです。
実は今時の住まいは省エネ発想ですので、センサーライトが玄関には付けられており、点灯した後、人を感知しなければ、程なく消灯してしまうように作られています。
だから4棟の玄関のウェルカムライトは、点灯された後、数分で消灯される。

だからシャッターチャンスを作るには、4棟のモデルハウスの玄関入口に次々に立ち、点灯させた後、消灯するまでにシャッターを切る必要があったのです。
この時カメラマンに体力と知力と愛情があったればこそ、撮られた写真がこの一枚の写真であったということです。
筆者は、そのカメラマンが私と同年齢ながら機敏に動け、良き写真の為に心を砕いて下さったことを想像するに、その元気を喜び、心から感謝せずにはおれません。

もしかしたら、走って転けることもそろそろ考慮して、これからも素晴らしい写真で応援して欲しいと思います。


大風量・小温度差空調に特許

私達、FHアライアンスが開発したマッハシステム(新換気空調システム)の特許が認められました。

画期的な空調システムであるにも拘らず、特許が確定していなかった為、世に脚光を浴びることがなかったのが現状でした。
これを機会に東京でのプレス発表など具体的な動きをして参ります。

来年度は省エネ大賞にチャレンジしたいと考えています。
製品・ビジネスモデルの部門での応募になるものと思われます。

◎何より体感してわかる良さ

桜渕(宮崎市池田台隣接)に展示中のモデルハウス「おうちカフェⅡ」)にご来場ください。
「暑いからわかる快適さ」に皆様納得です。
大風量・小温度差空調は体に優しく、その小温度差なるが故の快適に「何 このさわやかさ!」といった感動の声を耳にすることになるのです。

加えて、大風量がもたらす風の流れは、現実には微風といった感覚で、室内を吹き渡ることになりますが、暑い夏なればこそ、涼風を肌で感じることになり、「快適」をもたらすこととなります。

◎省エネ効果は御墨付き

本システムの省エネ効果は国土交通省の建築関連先導技術開発助成事業で、京都府立大学の尾崎明仁教授による実証データで明らかです。
エアコン一台で全室快適と表現させて戴いております。
身近な所では新名爪のモデルハウス(45~46坪)では、
夏場・・・24時間全室25℃~27℃に保った時、260円
冬場・・・24時間全室20℃~22℃に保った時、160円
となっています。

◎加えて空気がきれい

世に大きな誤解があります。気密性の高い家で、第一種換気(給気と排気の両方をファンで換気)を用いると空気がきれいになるという考え方です。
実際には寝室などの一室当りの空気の汚染は想像以上で、Co2濃度も基準の3倍 3,000ppmを越えてしまうのが実態です。
なぜなら、人は一人当たり1時間につき20㎥もの新鮮空気を必要とするからです。

家全体での換気量は足りていても、一室当りでは大きく不足するのが実態。
だから、私達の開発したマッハシステムは一般的な第一種換気システムの5倍から10倍の換気風量で、夜中寝室にお休みの方は、まるで星空の見える戸外で寝ているような、Co2濃度が500~700ppmという、驚くべき効果が出ています。

◎アトピーが消えた

「清浄な空気環境で、暮らしはじめたお子様のアトピーが、いつの間にか消えていた」
といった事も起こっています。
私達は小さな細胞で成り立った生命体です。
粉塵物質もこのシステムでは2重3重のフィルターで取り除きます。
更に生活することで生産されるCo2等も大風量換気で濃度を500~700ppmに希釈できる為、心地好い空気環境を造り出す事が可能となったのです。

◎導入コストも150万円

この費用には、第一種換気システムやエアコン、ダクト工事費用の一切が含まれます。
一般的な第一種換気システムと空調、蓄熱暖房器を用いる方式と比べると導入コストはかえって安いぐらいです。
床下の除湿器も基礎断熱には欠かせないのでこうなるのです。

加えてランニングコストとして多くの熱源を用いて室温をコントロールする従来のやり方は、電気代がかさむという現実をもたらします。
多くのエアコンも10年以内で買い換えということになり、更に時間差で費用も増えます。

一方、アイ・ホームの本システムでは、導入エアコンは1台。送風用のモーターは10~15年は動きます。尚、エネルギー消費は少なくメンテも簡単です。普及して当たり前の技術ということです。


選ばれて生きる使命

 実直でも、個性的でも、すべてのデザインの元にあるのは「快適さ」と「楽しさ」の提案。アイ・ホームでは年月と共にさらりと過ごしてゆける、そんなすまいこそ優れた住まいであると考えます。
 生活の場となる住まいは第二の環境と言われます。外と繋がる窓から何が見え、どんな風が吹いてくるのか。
 暮らしの中で愛着をはぐくんでゆける喜び。振り返って見ると、そこには家づくりにそそがれた、オンリーワンの配慮が活きています。
 アイ・ホームの営業は、「住まい」という、お客様の環境づくりをお手伝いしながら「長く付き合うものほど、本物がいい」と言われることで、「選ばれる」人でありたい。


防犯の時代

先日我が家に空き巣狙いがやって来た。
「セコムしてますか」とは彼の長嶋茂雄さんのコマーシャルだが、我が家では「セコムしているのに、していなかった」というわけで、賊は、ちゃんと知っていたようだ。セコムしていると、誤って度々の出動要請となり、これではセコムさんに悪いとのことでスイッチオフにしていたのが悪かった。
 その日1Fで犬共(猛犬)と寝ていたところ、どうにも寝付かれず、新着の文春を手に取り2Fに移動。やがてうつらうつらしていると、下階で猛犬共が添寝を要請して歩き回る歩音と鼻を鳴らす声が響いて来た。その内抗議の吠え声がうるさく聞こえて来た。ここで下りて行っては猛犬の教育に良くないとガマン。しかし、堪らず、妻が1階に下りて行った。やれやれと眠りに落ちた刹那、突然激しく揺り起こされた。「下に誰かいるよ」とのこと。
妻は掃除用のモップを手にして立っていた。明りが店の方でチラチラするからおかしいとのこと。「スワ、一大事だ、ところで110番」ということになった。
私は猛犬共(二匹)を従えて、店に足を踏み入れたが、どこにも賊の姿は見当たらない。見ると店の入り口横のサッシのクレセントあたりが破られ、サッシが20cm程引き開けられていた。
賊の誤算は、古い店が傾いており、サッシが20cmしか開かなかったことだ。そうして、我が家の猛犬共がセコムしていたこと。更に店は既に閉店しており、物品、金銭共に無く、尚更に、我が家にはお「宝」と言われるものは何も存在していないということ。家を留守にすることも多く、一切金品は家に置かない主義なのである。
駆けつけて下さった警察官の方々には心より御礼を申し上げます。聞けば「犯人はプロ。バイクか、電気自転車で移動。下見はしている」とのこと。
皆様、どうぞ、お気を付け下さいませ。ちなみに「犬」を飼われることをお勧めいたします。私のように猛犬を2匹いかがでしょうか。
追伸、「セコムして下さい」アイ・ホームは各展示場を「セコム」にお願いして警備して戴いております。大変親切で、頼りにしています。


山椒

 春になると木の芽がおいしい。
別けても木の芽の代表は山椒である。我が家にも6本の山椒が生えている。山椒は雄雌異株で春先に赤い芽を付ける株は雄株のようで、こちらの方が若芽はやわらかく、香りも良いようである。雌株は緑の葉で少しガッシリとしており、若葉の先に穂先の荒れた筆のような、目立たない黄緑の花を付けている。
 実が成ると、褐色の皮の下から漆黒の種が出てくる。小鳥が啄むと、庭のそこかしこにフンを落とし、そこから山椒の芽が生えて来る。そのようにして我が家には山椒が6本生えている。小鳥は木の枝先や建物の端からフンを落とすので、そのような場所に山椒は芽吹いてくる。
 私の知り合いは枯れた山椒の木で檑粉木(すりこぎ)を作ったとの事。昔から檑粉木には山椒が多く用いられて来たが、昨今、檑粉木は元より、檑鉢も無いご家庭も多くなっているそうだ。
先日、私は知り合いの奥様が、その丹誠(たんせい)した手作りの檑粉木の行方を知らない事に気づかれた事を耳にした。一度も用いられることなく、その檑粉木は、捨てられたようである。「あえない最後」とはこのことか。その奥様は檑鉢をお持ちではあるそうで、用いられてもいるとの事。ただし用途は「ボール」代わりのようであった。
檑鉢で山椒の若芽を山椒の檑粉木で当り、味噌を和えると山椒味噌が出来る。ついでに護摩もこの檑鉢で当り、これを加えて何よりのドレッシングとなる。少しのお酢と砂糖も加えたい。
春の野菜、豆腐、お刺身、なんでも合います。一度お試しあれ。


風の見える家

                         風の見える家
 ◎風は見えるか
 暮らしの中で風を見ることができたら、楽しくなる。むろん見えない空気なので、感じ取ることになる。
 ◎緑のテスリに風を見る
 
 「おうちカフェⅡ」の南面のテラスに緑のテスリがある。その上部に何本かの「ベニシタン」が高く突き出るように伸びている。これまでのガーデニングでは切り揃えてしまいたくなる。
「風を見る為」に緑の枝が伸びているとしたら・・・。テラスを吹き過ぎる風にこうした枝々が風になびいて揺れ動く。風が見えるのである。
 更に庭と道からは下に垂れる性質の枝が風に揺れている。道ゆく人も風を見ることになる。
 ◎室内の緑が揺れていたら
 「おうちカフェⅡ」には新換気空調「マッハシステム」が装備してある。
 室内に置かれたインテリアのグリーンが風に揺れて、見えない風を見せてくれる。そうして、人はその風量に驚くことになる。
 換気量の多さと空気の爽やかさに「アッ」という顔がそこにはある。清浄な空気に入室と同時に気づかれる方もある。粉塵を除去するフィルターも二重・三重にあって、しかもお手入れも簡単です。
 ◎ここちよい風、小温度差大風量
 一般的な換気と比べて5倍~10倍の換気風量。温度差平均1.5℃で冷暖房することで、爽やかな涼風、温風がストレスのない温熱環境を実現している。
 アイ・ホームの目指す「ここちよい家」とは室内に風がここちよく流れている家のことです。
 ◎風の見える家は経済的
 アイ・ホームの「風の見える家」は、冷暖房費用が経済的です。お天気の冬では1日中全室暖房で150円~180円(45坪程度)、夏場晴天の高温日で250円~280円(45坪程度)。
エア・リゾートといった空調システムを用いるメーカーと比較すると1/3~1/4の電気代の費用です。
メーカーも工夫して、太陽光とセットすることでこの費用をカバーしています。
アイ・ホームの「風の見える家」で太陽光をセットすると、更に経済的になります。


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