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住宅の耐震性能3は信頼されるものか?

公的評価を得る意味

 建物の耐震性能は平成12年に施行された「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)で定められています。これは誰が見ても理解できるように共通のモノサシを国が定め「住宅設計性能表示」に基づいた安心安全の家づくりを普及する取り組みでした。
 従って作成された設計図書を国の指定する住宅性能表示協会に提出し、チェックを受けることになります。市町村の建築指導課に提出するだけの建築確認申請ではありません。自社基準では等級3であっても国のチェックを受けた住宅設計性能評価では安心のレベルが違うのです。
 アイ・ホームでは更にこの住宅設計性能評価通りに家造りが行われたかどうかを検査、指導を受けその通りに施工が行われるように「住宅建設性能評価」制度を利用しています。国の指定した技官によるチェックを経て客観的に誰が見ても安心して戴ける「住宅建設性能評価書」をお客様にお手渡し出来るようにしております。

構造計算には3種類

 尚「許容応力度計算(構造計算)は厳密な意味ではおおむね安心できる構造計算と言えるものです。木造住宅を構成する木材は一本一本年輪や重量も異なっており、当然強度にばらつきがあるものです。元来、木造建築物は構造材として構造計算を行う精度を満たしておらず、なんとかしなければということで「許容できる範囲」を統計に基づいて算出し、杉材の4寸角ならば平均的には「このくらいの強度」というものを定めて実用化された構造計算であります。
 アイ・ホームでは今後集成材を柱に用いることで大切な柱の強度にばらつきが無く、しかも強度も一本当たりの1.3倍~1.5倍のものを利用します。
 この素材を用いればこそ構造計算が「保有水平耐力計算(建物が倒壊する程の力がどのくらいかを計算するもの)」でより精密な計算方法でこれを行うことが可能となりました。
 構造計算は本来均質な強度を有し、計算値にばらつきのない鉄や集成材による「限界耐力計算(数百年に一度発生する大地震による力に各部材が耐えられる力の大きさを超えないかを計算する)」「保有水平耐力計算(建物が倒壊する力がどれくらいかを計算する)」
の2方法があること。中でも「保有水平耐力計算」の方が厳しいことなどご存知でない方も多いようです。
 アイ・ホームではこれから材の強度にばらつきのないより信頼性の高い、集成柱を用い、「保有水平耐力計算」をおこなってゆくことをご案内致します。

基礎は地耐力で施工が異なる

 基礎について申し上げます。アイ・ホーム㈱では、配筋について、地盤調査により配筋のピッチ、太さには少し差がでることがあります。太陽光発電などかなり重量がありますので、この重量を考慮して基礎配筋は決定されています。
 更にコンクリート強度はアイ・ホームでは30Kニュートンが一般的で、100年間の劣化(コンクリートが表面からアルカリ度が下がって配筋の鉄がサビないように)防止できるように、一般的な18~22Kニュートンの約1.5倍の圧縮強度が指定されています。加えて使用する、アンカーボルトはウレタンコーティングされておりサビ防止仕様となっています。
 一般的に用いられているアンカーボルトは、金色で、一週間雨天だと錆びて赤茶色になっています。
 拘りがハンパナイのがアイ・ホームなのです。
 更に地盤保証35年は宮崎地域では一番の長期保証となっておりますので、申し添えます。
 5000万円の補償額は、アイ・ホームの指定する地盤保証会社の補償額となっています。

等級3の1.3倍~1.5倍

 多くの会社が、構造計算をして耐震性能3を標榜していますが、「証し」と言える公的証明となる「住宅設計性能表示」と「住宅建設性能表示」がなければ安心できるものではありません。
 アイ・ホームとその他の会社では表現上は現在の規定で耐震性能は3までですので同じですが、この公的裏付けがあるかないかはあまりにも大きな隔たりがあると言えましょう。それは簡単ではなく、 タブレットやスマートフォンで「住宅性能表示協会」で実績を検索されると判ります。
 宮崎県では1社該当と表示され、次いで「アイ・ホーム」実績900棟と表示されます。その他は無いと言う事でしょうか。
 先の熊本地震では、直下型の揺れが2度起こりました。前震(本震並)と本震です。ギリギリの耐震等級3では倒壊してしまうことが判明致しました。より安心の耐震強度が望まれています。
 アイ・ホームでは柱そのものの強度が1.3倍~1.5倍を使用することで、「保有水平耐力計算」に基づく耐震性能を算出採用してよりご安心戴ける家づくりを行って参ります。
 更に、等級3の1.3倍~1.5倍の家づくりを標準に努力して参りたいと考えています。熊本地震でも安心できる安心の家づくりです。
jishinndemo

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