アメリカの新型コロナウイルス感染者が最も多い東部ニューヨーク州のクオモ知事は、ニューヨーク市を含む全域で必要不可欠な一部を除くすべての事業者に対し社員や従業員の出勤を禁じ、自宅待機を義務付ける命令を出しました。
2020年3月21日5時00分NHK NEWS WEBより
< マッハで、エアロゾルを室外へ > 家族が要注意者の時
マッハシステムで「エアロゾル(微小粒子を含めた気体)」を選択的に計画換気出来る理由は、何よりも待機すべき一部屋の換気が計画的にDCファンで送風され供給されており、この空気を他の部屋に還流させず、その部屋の窓を少し開けておくことで、確実に排気できる機能によります。この時、自宅待機中の部屋から他の室内に空気が洩れないように、開口部となるドアのアンダーカット部分や建具の隙間をテープ等で、目張りしておくことが肝要です。
待機室内に人が留まる限り、この人の呼気や咳等の微小粒子が他の室内側に洩れることはありません。
しかも、待機中の人は外気を浄化した新鮮空気と室内のハウスダストを取り除いた清浄空気が適温で混合、調温された上で、絶えず供給されており快適な空気環境を享受できることになります。回復にプラスと言えましょう。
さて、実際の運用ではトイレは要注意者専用と、一般家族用を分離できれば更に効果的です。入浴はお湯で体の拭き取りとし(室内で)、乾燥は、高温殺菌できるガス乾燥機を使用するなど… それにしてもリスクはたくさんあるようですね。
さて、このような隔離室の活用方法を考えてみたのですが、コロナまでの対策になるとさすがにハードルは高いのですが、インフルエンザ対策であれば大いに実用の範囲かと思うところです。如何でしょうか?
追記
① 今回のマッハシステム応用事例では、隔離室から調温された空気が窓から排出される為、熱損失が生じます。その分エアコンは電気代がかかることになります。
② 隔離室からの排気は建物全体で見ると、気密性を下げることになり、漏気により、他の部屋の気圧を下げることになり好ましくない負圧の状態を招来します。対策として、第一種熱交換気扇を追加設置し、こちらの排気を室内に戻す工夫があれば、今回の提案は正しく機能することでしょう。
③ 尚、今回の提案は、インフルエンザ等の患者を隔離室に入れ、その他の家族への感染を防止する方法ですが、感染の防止を保証するものではありません。