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夢の力でバリアを乗り越えろ

                         夢の力でバリアを乗り越えろ
 もう一昔と言ってもいいだろう、一時バリアフリーという言葉がもてはやされた。私共のような住宅建築に携わる業界では、こうしたテーマで様々な提案やモデル的な展示が盛んに行われていた。
生活提案が遅れていたことに業界全体が気付かされ動いた時期でもあった。
 今ではどうだろう、「当たり前」と言えるのだろうか。
今では殆どこのような展示はおこなわれていない。
確かに段差の解消は進みトイレや風呂場にも手スリは追加された。
しかしながら、一旦、家族の誰かがケガや病気で障害の状態となると様々な不都合が生じ、ナースコールならぬ、アイ・ホームコールが届く。
 今回、我が家でも母が車イス生活となった。
行政サービスを受けるにも2~3ヶ月は障害認定を受ける為の手続きで時間も手間もかかる。
 その間何もしないでベッドに寝かせておけば、歩けるどころか立つことさえ不可能となってしまう。
手の方も不自由で支えなしでは立ち上がることも、立つことも、不可能である。
一日も早いリハビリが必要となった。
 行政サービスを待っていては、身体機能が退化してしまうので、自主的に、週に一回、病院でリハビリ指導を受けることとなった。
まだ認定前ということで、患者の状況把握と改善プランの指導を受ける。
約30分しか見てもらえない。
病院側も治療費に保険が使えないので負担を考えて、具体的なリハビリ運動はされないようだ。
という訳で、自宅で頑張った成果を週一回チェックして、ステップアップ可能ならば次の運動目標を病院側は指導する。
 又、入浴に関しては立てない、歩けない、手も不自由な人は、手スリを設置した程度の浴槽では現実的な入浴は不可能に近いことになる。
 以上のことから、大問題は以下の3点となる。
  ①建物から外へのスムーズな移動に段差解消が必要。室内は考えられているがこちらは手付かず。
  ②入浴時の介護を軽減する工夫。トイレも同じ。
  ③自宅でリハビリ運動が出来る簡単な工夫と設備の設置を考慮すること。
こうした問題解決に、全てを自力、又は自宅で対応しなくても良いことを申し添えたい。
介護認定が決まれば、専門家のサービスを仰ぐことで解決するのだが、自主的な努力で、例えば行政が運営する温泉施設には障害者用の入浴施設が存在する。
 私共はこの温泉施設を利用し、妻と娘2人で祖母を囲んでワイワイ入浴を楽しんでいる。お陰様で家族の交わりが深くなったような気がしています。
移動と入浴時出浴時の補助が出来る機器が使え、入浴中も安全を確保して、水深を調整出来るようになっているので、介助する者も一緒に入浴を楽しめる。
 さて、ともあれ、このような課題にどう応えるか。
アイ・ホームの目標は「夢の力でバリアを乗り越えろ」ということで、佐土原町に「一生元気に暮らす家」を計画中です。
次回その構想を少しだけご案内致します。
全部聞いてしまうと、楽しみがありません。見てびっくりのお楽しみも大切にしたいものです。
 では今回はここまでと致します。

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