電気代上昇でたまらん!

 アイ・ホームの女性社員より、家の電気代が30,000円を越えてしまったとの訴えがありました。

 このFさんは、たまたま他社で新築された後、アイ・ホームに入社された方です。なんと先月約20,000円が今月は30,413円でした。

 先日は小林の某製材所の社員さんから、「妻から電話があって、電気代が60,000円だった」とのことでした。

 又、銀行員のMさんは、電気代がやはり30,000円を越えているので、家の中で綿入れネンネコを着て、なるべくエアコンを動かさないようにしているとか。

①節電によるメリット

節電を実施することで、電気代を減らすことを第一に考えられることでしょう。

(イ)エアコンをできるだけつけない

(ロ)暖房便座を布カバーしてスイッチを切る

(ハ)湯たんぽを利用する

など

②電気は買うより、創って使う

(イ)太陽光発電を利用して、自家消費の電力を自給する

(ロ)夜間電力より、日中の太陽光発電をできるだけ利用しよう。

エコキュートも日中湯沸かししましょう。

(ハ)太陽光発電は、メーカー発電保証25年、しかも約85%以上の発電能力を25年後でも保証しています。

その後劣化も35年は確実に発電可能です。

(ニ)電気自動車などを10年後には利用していることと思いますので、太陽光発電は、できるだけ多く利用しましょう。

10Kw以下の場合でも、過積載(14Kwの太陽光でパワコンを10Kw以下で利用)で運用するとより発電量が多く利用できるようです。

災害時のリスク対策で、初めから蓄電池を設置される方もいることでしょう。経済合理性は、今のところプラスまでにはなりませんが、リスクヘッジには有効です。

①断熱性能を高くして、冷暖房のエネルギーコストを減らしましょう。

②マッハシステムを利用して、熱の効率的利用、太陽熱利用、日射遮蔽を加味した先進の全館空調の採用をおすすめ致します。

③ガマンしない省エネの発想で、冬場の晴天時には、太陽の熱を利用して日中は暖房。夕方から朝までエアコンを利用。夏場には日射遮蔽と除湿によりカビのない快適空間冷房で人も家も快適長寿命を実現しましょう。

2023年1月の燃料費等調整額の単価は1kw8円12銭。

2020年のデータをもとに予想すると

年間7263円のプラス!!

2020年1月134Kw(2574円)に対し

2023年1月134Kw(3662円)となります。

燃料費等調整額の単価は月ごとに変動します。

太陽光発電の売電価格が下がっても問題ない!

元が取れる理由

①燃料調整費を減らせる

電気の使用量が多い程、電気の使用料に比例して加算されるのが「燃料調整費」です。

2022年11月では、1kwあたり5円程度です。

②再エネ賊課金を減らせる

 各電力会社が、太陽光発電システム〈再生可能エネルギー〉で発電された電気代を、買い取りに必要な資金に応じて使用者である国民に負担させるための課金制度が「再エネ賊課金」です。

1Kwh当り令和4年は約3.5円になっています。

③自家消費の太陽光発電分は使った分がお得となり電気使料金ゼロ円となります。電力会社からの買電料金が値上がりしても、自ら発電した電気を使用しているのでゼロ円のまま。

◎更に、深夜電力利のエコキュートによる湯沸かしを、晴天時の日中に行うと太陽光発電のエネルギーを利用し、ゼロ円で湯沸かしできる。

 尚、夏場など日中の気温が高く、外気温36度程度で昼間2時頃エコキュートを稼働させると、3時にはお湯は沸き上がります。

 外気36℃の熱を取り込んで湯を沸かすのと、夜の外気温が低い、仮に26℃の外気との熱交換では、エコキュートの熱交換率は当然、昼間の方が良くなります。

 更に、入湯が7時頃であれば沸き上がりから4時間で利用することになり、深夜に沸き上がったお湯を翌日夕方の19時に利用しますのでその間約17時間の保温の熱ロスが生じます。

◎洗濯物や、乾燥、食器の乾燥も太陽光発電稼働時に利用する工夫で、太陽光発電の自家消費率を向上できる。

 

 太陽光発電の初期導入費を先のメリットにより回収できる年数は、国の試算では9年前後ですが、燃料調整費の上昇、再エネ賊課金の上昇及び、電気料金の抑制(国の指導による)の撤廃によって、買電の費用は上昇していますので、逆に自家消費電気料金ゼロの効果は高くなります。ロシアなどの影響下では5年程度で太陽光の初期費用は回収できることになるようです。

 

自家消費型太陽光発電メリット

 何故、全量売電でないのか?それは売電価格が低下した為とも言えます。

 一方で電気料金は上昇するばかりです。買って使う電気から、造って使う電気、自家消費といわれる電気をできるだけ自家消費する方が、太陽光発電の導入費を考慮しても得をしてしまう経済的な利点が明らかになっています。

 特に法人である会社の工場や、事務所で採用事例が増えてきそうです。

1.宮崎県補助対象経費及び補助率

事業期間

補助金の交付決定日から令和5年3月31日まで

2.初年度一括償却の税制優遇

61.5KWシステムプラン設置面積430㎡(約130坪)

設備金額 8,800,000円(税込)

年間発電予測 70,000kwh

自家消費率40% 28,000kwh

従量電灯B 25円×28,000=700,000円

再エネ賊課金 3.45円×28,000=96,600円

※燃料調整費は含まれておりません

余剰電力売電率60%

70,000−28,000=4200kwh

令和5年売電価格 11円(税込)×4200kwh

余剰売電金額 462,000円

補助金を充当した場合

 

創エネで生活防衛

 電気代の上昇は予想を超えて、生活費の障害になりつつあります。それは電力会社から購入する電気代が毎月のように上がり続けているからです。

 10年ほど前に太陽光発電を設置し、当時20年の売却を選択した私の実例をご案内します。

 10kw以上の規模であれば当時、自家消費無しで全量を買い取りしてもらい、自宅の消費電力は全量電力会社から購入する仕組みです。

2012年頃は1kw当たり34円程度で買い取りしてもらってましたので高額な売電代として1月で75,000円あった月もありました。年平均は、現状で50,000円/月程度の売電代金となります。劣化による発電量の低下もあるようですが十分過ぎる収入となっています。

 これに対して現状20,000円/月程度が使用電気代となっていますので差し引き、毎月30,000円程度の収入増となります。

昨今の買い取り電気代では試算すると

(1)2022年が10kw未満の買い取りを選択で10年固定買い取りとなります。そこで8kw設置のとき売電収入の予測は、全量売却の場合

8kw×1300×@17円=176,800円→※太陽光パネル1kwが発電する発電量が宮崎県は1300kwが平均

このうち30%が自家消費(統計による)ですので実際の売電代金は

176,800×0.7=127,760円となります。

(2)一方アイ・ホームのお客様の平均的な使用電気代は自家消費を除く場合1円当たり10,000円程度(家の広さ30坪)です。

10,000円の電気代が自家消費分30%を除いた金額となります。つまり10,000が使用した電気代の70%ということです。結果として、年間120,000円を利用したことになります。

(3)単純に(1)と(2)を比較すると

売電料                                             使用電気代

127,760円                -         120,000=27,760円

太陽光発電8kwを設置すると、単純に年間2,760円の収入となります。

 

(4)次いで自宅消費した太陽光発電を電力会社は負担していませんので、この分は自家消費した自ら生産した電気として生活者の得した金額となります。

8kw×(1300×0.3)=3120kw/年 (年間の発電量)

3120/12=260kw/月       (1月あたりの発電量)

260kw×27円=7,020円/月    (自家消費した電気代として)

7,020円×12=84,240円/(年間-自家使用メリット)→(4)

@27円はこれまで1kwの買電料金の換算の指標です。現在は1kw当たり@40円近くに値上がりしています。40円で計算すると

260×40円=10,400円/月となりメリットは大きくなります。

10,400円×12=124,800円(年間の現実的な今の電気料金によるメリット)

上記124,800円はウクライナ情勢などの極端な原油価格による場合として今回は参考程度に算出してみました。

(5)実質的に自宅消費分の相殺電気料金は使用者である家主の利益であり、この金額を(3)の単純な売電と購入代金との差に年間の自家使用メリット(4)を足し算すると

27,760円+84,240円=112,000円/年

8kwの太陽光発電を自宅につけると年間112,000円の儲けとなります。

ただし、これは実質の利益から使用電力料金を差し引いていますので、現実的には127,760円((3)の売電収入 )84,240円(年間自家消費メリット)=212,000円となります。

             

太陽光発電は売るより使う

余剰電力買収価格推移

売電@19円の場合、夜間電力が22時~翌8時まで九州電力の場合、約12円/kwなので、給湯はこの夜間電力を利用する方がお得です。

余剰電力が買取期間終了後、継続買取りで7円/kwとなった場合には、日中の太陽光発電で生産された電気を利用した方が差額5円/kw(12-7=5)程お得となります。

NORITZ(ノーリツ)から発売された新しいエコキュートは、太陽光発電買取期間終了後の方々の為に、有効な商品である。

新築から10年経過したエコキュートはそろそろ更新時期でもあることから、こうした製品が発売されたようです。

<商品紹介>