宮崎県 注文住宅のアイ・ホーム株式会社

アイ・ホーム家づくりブログ 我が輩はごい犬ばん

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心を育てる一本の木

高層マンションの6階以上に住む子供達と、低層一戸建ての住宅に住む子供達にそれぞれ1台ずつカメラを与え、一週間の内に、心にとまる出来事、景色、発見を撮影するようにお願いしたところ、以下のような結果が得られたとのことでした。
子供さんの年齢は小学1年生~3年生まで。
結果、一戸建ての子供達は、子犬の写真が一週間続いたり、虫や花、登校途中のお豆腐屋さんの様子など様々な街の風物が写し出されていた。
一方、高層マンション6階以上に住む子供達の写真には、テレビやビルから眺めた風景や、俯瞰する交差点の点景であったりと、「生命感」の少ない、主観の対極である客観が強く感じられるものとなっていた。
一戸建ての住まいは、その低さ故、視点が、身近な事象に向けられています。低層戸建て住まいの子供達にとって、子犬や虫は「生き物」、その命を宿すものとして、強く心に感動を呼び起こしてくれたものと思われます。
6階以上に生活する住人は、1階まで下りたら、忘れ物があっても取りに行くのがおっくうになる事が多いようです。
大人を含め子供達の外出の機会が自然に減ってしまうようです。

無題   庭に一本の木があれば
一戸建ての家に、もし一本の梅の木があれば、春には花、初夏には梅の実が稔る。母親や祖母がこの梅を収穫し、梅干しを作れば、毎年の作業の後に梅干しや梅ジュースが出来る。
子供達にとって、一本の梅の木は楽しい思い出として、「我が家」の記念樹となる。生活とは正に命の営みであり、低層戸建て住宅に住む子供達は、命の活動に溢れた自然の中に存在することになるようです。一戸建ての低層住宅はこうした多くの命との距離が近く、多感な幼少期の子供達に有益な命の情報を数多くもたらしてくれることでしょう。

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